昔とは違う生活習慣としての食事

食事

例えば一昔前のプロ野球界では、二日酔いのままマウンドに上がり、勝利投手になったとか、徹夜で麻雀をした次の日にホームランを打ったなどの逸話を聞いたことがあるかと思います。

不摂生でも活躍すれば良しとする雰囲気があり、羽目をはずすのも良い仕事をするためと気分転換と捉えられていました。

食事に関しても無頓着。毎日のように焼肉を食べに行ったり、好きなものばかり食べて嫌いなものは体に良かろうが一切摂らないというアスリートも珍しくありませんでした。

しかし、現代のスポーツ選手は意識が大分変わりました。節制をし、生活習慣も良いパフォーマンスをするために必要なことは積極的に取り入れる人が増えました。情報を集めやすくなっていることもそこに拍車をかけています。

食事で好き嫌いがあったとしても、必要な栄養素はサプリメントなどで摂れる現代はスポーツ選手にとって恵まれた環境と言えます。 選手寿命が延びているのも以前との大きな違いです。

できるだけ長く現役でいたいという意識も強くなっており、40歳を超えてもなお活躍するには、若い頃からの生活習慣が大事だと注目される要因になっています。

食べ物や睡眠の量、質を高め、長く良いパフォーマンスをするというモチベーションを持つことは今のアスリートにとって必要な資質なのかもしれません。